老犬あすかの介護生活&みかん日記あすか紹介
fc2ブログ

老犬あすかの介護生活&みかん日記

高齢犬の介護は手探りで始める事が多いです。介護グッズもまだまだ少ないので、代替品や便利品の紹介、介護の仕方、方法、なども紹介していきたいです。

05月≪ 06月/123456789101112131415161718192021222324252627282930≫07月

あすかの紹介。

あすか1-2




・あすか 推定18歳

・メス

・雑種  柴、スピッツとか色々混ざってる感じ

・寝たきり、痴呆 白内障 肝臓、腎臓悪し 、昼夜逆転、夜鳴き

・飲んでる薬 フラジール(抗生剤)、タリビット(抗生剤)、プレロン(ステロイド)、ウィンタミン(安定剤)

・ミカンとスイカが大好き

2年前、前庭疾患をしてから、急にボケが進みました。(前庭疾患の詳しい説明はこちら→前庭疾患について。)
前庭疾患は人間で言うメニエール病に近い症状で眼振が強くでます。
一時期は脳腫瘍を疑われ、1ヶ月ぐらい寝たきりだったが、 もう先が長くないかもと病院で言われた次の日に ひょっこり立ち上がり驚異的な回復をした不思議犬。
とにかく、心臓がものすごく強いらしい。

でも、年には勝てずその年の夏終わりぐらいから急に老け始める。
痴呆から始まり、夜鳴き、徘徊、前庭疾患の発作や死線を何度もくぐり抜け、現在は寝たきり状態でも元気に頑張っています。
獣医さんに何度今回はダメかも…。ひどい時は安楽死まで進められた時もありました。
でも、毎回シッカリと回復するので、獣医さんには毎回驚かれちゃいます。

今は、前庭疾患の後遺症なのか、神経伝達が悪いらしくおしっこもうんちも押し出してあげたり、指で出してあげたりしています。
ごはんとお水は潰した餌を注射器であげています。

何もかも、手がかかりますが本当にかわいくて、かわいくて仕方がないです。
顔の表情も昔に比べまぁるい感じになり、ほとんど赤ちゃん犬のようです。

人間も年老いていくと赤ちゃんに戻っていくようになるって言うけど、きっと今の状態がそうなんだなぁって感じています。

この先一緒に居られる時間はそんなには長くないかもしれないけど、この1分1秒を大切に一緒に過ごしていきたいです。










スポンサードリンク

思い出したり、語ってみたり。

このブログを書く為に、介護が始まった頃の事を思い出してます。
最初の頃は、あすかもまだボケていなかったので、オムツをするのも嫌がって、外犬なので家の中にさえ馴染めず、うんちとおしっこは昼夜問わず寒空の下、外に連れて行ってさせていました。

前庭疾患の症状が激しすぎた為、首も真横に曲がってるし意志の疎通が全くできなかったので、おしっこ、うんちをいつさせて良いのか分からず、外で身体をかかえながら30分ぐらい粘ってみたり、それを何時間か置きにだったのでとにかく大変だった覚えがあります。
庭でさせていましたが、夜中は特に怖かったです。

前庭疾患は、常に車酔いのような状態なので、ごはんを食べても気持ち悪がって暴れてその勢いで吐いてしまうので、とにかく力の強い犬だったし、泣きながら身体をぎゅっと押さえつけてました。

良くなってきて外の小屋に戻せたけれども、しばらくすると夜鳴きが始まったので夜中はずっと外で撫でていました。
いよいよ夜鳴きで近所迷惑になりそうだったので家に入れると、今度は徘徊が始まり手作りした徘徊用のサークルの中で夜中に延々とループしてました。

この頃、後遺症でまだ首が少し曲がっていたので、真っ直ぐ歩けないため、壁にどーん!どーん!と当たって、ものすごい音をたてながら歩き、転んだり、つっかかったりすると鳴きわめき、そのたびに起こしに行き、疲れたら眠るの繰り返しでした。

脚も徐々に徐々に弱っていき、歩けてた最後の頃は私の足の間にはさんで散歩をしてました。
その後、胃捻転で寝たきりになってしまうのですが、今が調度寝たきりになって1年ぐらいだと思います。
痴呆は寝たきりになって、一気に進んだ気がします。
ボケる前は、薬を飲まされるのさえ嫌がったけど、今はボケが進みきってるため、嫌がることさえもほとんどしません。

なので、オムツをするのも、ごはんも、お水も、ボケる前よりかは介護がだいぶ楽になりました。
ボケてしまった為に、介護が楽になると言うのもなんだか寂しいですが。
ここで色々と、介護法を紹介はしていますが、あすかは嫌がらないため、普通のわんこには合わないことも沢山出てくるかもしれないです。
そんな事をふっと思ったので。

それに、あすかは寝たきりの割には体重もそこまで落ちないし、やたらと元気なので普通の介護じゃ当てはまらないのかなぁと。
多分、元気なのはボケてて寝たきりという状態が嫌だという事さえ分かってないからだと思います。
それが良いのか、悪いのかは分からないけど、苦痛な状態じゃないだけ救いなのかもしれません。

NEC_0017.jpg

これは、4、5年前ぐらいの写真です。
初老ぐらいですが、そんなことも微塵も感じさせないぐらい暴れん坊でした。

あすか1-26
半年前ぐらいです。
今とそんな変わらないかなぁ。

ちょっと、思い出にひたってみました。










スポンサードリンク

すいか犬。

あすかの一番の大好物はスイカです。
あとは、牛乳とみかんと……。他にもいっぱい。
雑食なので、何でもおいしそうによく食べますが。

あすかを飼う前に、家に来た犬は身体が弱かったのか、来てしばらくして亡くなってしまいました。
動物病院の里親探しだったので、しばらくしてあすかが家に来たのですが、その動物病院から子犬を丈夫に育てるには、牛肉を食わせろ。とにかく肉を食わせろ。
と、言われたので、人間だってそんなに食べてなかったのに、子犬の頃は牛肉ばかり食べさせていました。

それまで飼っていた犬は、ぶかっけごはんだったけど、あすかは蝶よ花よとかわいがられ、すくすく育ち、牛肉のお陰かは分からないですが、とにかく丈夫で今も心臓が物凄く強いです。
この間、動物病院で言われたのは、同じような状態のわんこで寝たきりになったわんこは、普通ここまで元気でいられないのが多いですよ。なんて言われちゃいました。

ボケるとまれにこういうわんこもいるらしいですが、あすかの場合、心臓が弱って亡くなる事はまずないですよ。
なんて太鼓判を押されているので、牛肉効果はすごいです。

それより何より好きなのが、スイカ。
毎年、夏になるとあげていたけど、皮までガジガジずっとかじってました。
今も、先っぽの一番おいしいところをちゅ~と絞ってあげるのですが、顔付きが違う!!
それはおいしそうにちゅぱちゅぱ食べます。

あすか1-31

食べ終わった後です。
口をべちゃべちゃにしちゃって、たまらなくかわゆいです(´A`)
おかげで、ここ最近スイカの一番おいしい部分は食べた記憶がありません……。










スポンサードリンク

プロフィール

すいか

Author:すいか
2009年3月11日にあすかは虹の橋へ旅立ちました。
18才の生涯でした。
介護生活3年、寝たきり生活1年8ヶ月を過ごし、穏やかな最期で大往生のわんこでした。

そんな介護生活の中で得た知識や介護の仕方、ケア方法を紹介していきたいと思います。
犬の介護は手探りで始める事が多いです。
私も最初は、介護の右も左も分からなくて、とても大変だったので、あすかの介護法に片寄ってしまいますが、少しでもこのブログの情報を役立ててもらえると嬉しいです。





みかん ♀
4歳

新しく家族になったみかんです。
生後8ヶ月でアトピー性皮膚炎を発症してしまいました。
あすかの介護の事と共に、みかんの日常やアトピーの治療日記も綴って行きたいと思います。

ブログランキング


*ブログランキングに参加中です*

にほんブログ村 犬ブログ 老犬・高齢犬へ

にほんブログ村 犬ブログ 柴犬へ





ランキングバナー

良かったよ!なんて思ったら、ぽちっ!とお願いします♪

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック

月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター

お役立ちサイト

Petc
獣医師やトレーナーの先生に犬に関するお悩み相談ができるコーナーがあるサイト。 過去の質問もカテゴリー別に分かれているので、そちらを見るだけでも参考になるかも。

【本間アニマルメディカルサプライ】

豊富な種類の処方食やサプリメントを扱っています。 通院している動物病院より安い物もあるので、こちらからたまに購入させて頂いてます。

ツボ探検隊 症状別犬のツボ
鍼灸ドットコム ツボ探検隊のサイトの犬のツボ療法のところに、イラストで症状別に犬のツボが沢山紹介されています。ツボの数も多いのでお勧めのサイトです。老犬仲間のこぐまさんに教えてもらいました。こぐまさん、とっても参考になるサイトを教えて頂いてありがとうございました!!

ペピイ
ペット通販カタログとしては、日本一の知名度を誇るPEPPYが運営するサイト。 カタログは開業獣医師の監修のもと編集・制作されているので、オリジナルアイテムも有りなかなかツボをついていると思います。 動物病院に無料カタログが置いてありますが、こちらの公式サイトからも無料でカタログを請求できます。 公式サイトには、ペット全般の幅広い情報があり、犬図鑑や獣医師さんへの質問、日記を書いたり読んだりする事もできるので、ペット好きにはとても役立つお役立ちサイトです。

zuttone
ペティオがプロデュースしている、シニアライフサポートのシリーズ『zuttone』です。 メジャーな会社で大々的に老犬介護グッズをシリーズとして開発しているところはあまりないので、これからもどんどん介護グッズを開発して販売してほしいです。 ホームセンターなどでも扱っていたりするので、比較的手に入れやすいし、あすかもいくつか使用しましたが、大型犬向けの商品もあるので、愛犬に合う商品がないか一度商品のラインナップなどをチェックしてみるのもいいかもしれないです。


犬・猫の総合情報サイト『PEPPY(ペピイ)』


犬・猫の総合情報サイト『PEPPY(ペピイ)』


犬・猫の総合情報サイト『PEPPY(ペピイ)』


ヒトと愛犬の生活情報誌「いぬのきもち」





ブログ内検索



RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード

QRコード

注意事項

※犬について専門家でもなく、全くの素人が調べつつ経験談を含め紹介している情報や介護法なので、中には間違ったやり方、情報が含まれている可能性もあります。
その為、安全性については保証できませんので、もし介護法など実行される場合は自己責任で実行して下さい。

※当サイトに掲載の写真・画像・記事・文章等の無断転載・引用を一切禁じます。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

お勧め書籍

長生きワンコの本 (長生きレッスンDVD付き) (タツミムック)
長生きワンコの本 (長生きレッスンDVD付き) (タツミムック)
本屋さんで実際に見て来ましたが、介護グッツなども沢山紹介されていて、これは良いかも!と思える物がいくつかありました。介護の仕方のサポートレッスンも写真でとても分かりやすかったです。最近はこんなにも分かりやすい介護の本があるんだと思えた1冊でした。

臨床獣医師が書いた老犬との暮らし方―痴呆・病気・ケアの正しい知識
臨床獣医師が書いた老犬との暮らし方―痴呆・病気・ケアの正しい知識
臨床獣医師が書いているとだけあって、ケア法や食事の与え方の工夫、安価で簡単に作れるベット、オムツをずれにくくする工夫などオリジナリティがありました。知識の面でも、実際処方している薬名を挙げていたり、他の本とは少し違うかな。という感じだし、雑学的な内容もとても面白いです。大まかな知識だけではなく、そこから一歩進んだ知識を学ぶのにはお勧めの一冊だと思います。

老犬生活 完全ガイド
老犬生活 完全ガイド
老犬介護を始めて、最初にお世話になった本です。介護のだいたいの事が分かります。バスタオルで作るウォーキングベルト、ドーナツ枕など手作り介護グッツがいくつか掲載されています。ケア法も薬や水の飲ませ方、床ずれのケアなど基本的な事が偏らず幅広く分かりやすく書いてある本だと思います。

老犬の飼い方―7才からの世話とケアのすべてがわかる! (主婦の友ベストBOOKS)
老犬の飼い方―7才からの世話とケアのすべてがわかる! (主婦の友ベストBOOKS)
老犬介護の細かいところまで、とても分かりやすく紹介されています。実際介護されている方々の工夫の詰まったアイディア集などが写真付きで掲載されているので、1つのケアにしても基本だけでなく、いくつかパターンが紹介されていて、とても参考になります。最近発売されたばかりの本のようなので、情報も新しい物が詰まっていると思います。

うちの犬(コ)そろそろトシかしら―老犬との暮らし方ガイド
うちの犬(コ)そろそろトシかしら―老犬との暮らし方ガイド
訓練士ならでは+飼い主の視点がうまく合わさって書かれているので、内容も工夫の仕方も他の本とは一味違うと思います。吊りベルトの作り方、キャスター付き歩行補助の作り方、下半身保護の為の工夫、散歩用台車の作り方、寝たきり犬の為の寝床の作り方やケア法など、使用する介護用品も身近な物ばかりで、ほとんど文章で少しイラストが入るだけですが、内容はオリジナリティに溢れるものばかりでとても良い本だと思います。

老犬時間 Vol.2 (タツミムック)
老犬時間 Vol.2 (タツミムック)
人気の本なのか売り切れのところが多いです。実際の介護体験者の方々を元に制作されてるようなので、手作りの介護グッツや工夫、裏技などが掲載されているようです。この本があれば、老犬介護の細かい事まで勉強できそうです。

7歳からの老犬ごはん
7歳からの老犬ごはん
老犬のアンチエイジングレシピ、病気対策のスペシャルレシピがそれぞれ18レシピづつ掲載されています。著者は獣医師なので、今まで診てきた経験上での食と病気についての関係、それに伴う病気予防の仕方など、難しい言葉は使わずとても分かりやすく書かれているので、老犬の食や、食に関係してくる健康など総合的に学べると思います。

かんたん犬ごはん―プチ病気・生活習慣病を撃退!
かんたん犬ごはん―プチ病気・生活習慣病を撃退!
24品のプチ病気のための手作りレシピ、18品の疾病別手作りレシピが掲載されています。食材やレシピなどそれぞれにしっかりと解説が付いているので、なぜこのレシピなのか、食材なのか、しっかり理解できます。『7歳からの老犬ごはん』にはない「手作り食への移行プログラム」とお勧めの食材がまとめて書かれているし、「食材早見表」もとても見やすいので便利です。老犬になってから、手作りごはんを始めたいと思っている方には『7歳からの老犬ごはん』と合わせて読むと、より始めやすいのではないかと思います。

ドッグウェア&グッズ―かわいい!楽しい!愛犬の手作り
ドッグウェア&グッズ―かわいい!楽しい!愛犬の手作り
犬服の他に老犬向けグッツの作り方がいくつか載っています。オムツ(サニタリーパンツ)、靴、靴下、介護用ハーネス、ロンパースなど。全16サイズの実物大型紙が付いているので、初心者でも作りやすいです。私も実際いくつか作りましたが、詳しい解説付きで、とても作りやすかったです。



スポンサードリンク